「WordPress 3.7」が公開 - アップデートの自動適用に対応
人気コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の最新版が公開された。セキュリティアップデートなどが公開された場合など、自動的にアップデートを適用できるようになった。
今回公開されたメジャーバージョンアップ「WordPress 3.7(Basie)」では、検索やローカライズ面の機能向上にくわえ、セキュリティ面を大幅に強化。自動的にアップデートを行う「自動バックグラウンド更新機能」や、利用者に強固なパスワードの利用を促す「パスワードメーター」を追加した。
「自動バックグラウンド更新機能」では、アップデート機能の信頼性と安全性を向上させ、システムで利用する「コアファイル」をはじめ、「プラグイン」や「テーマ」「翻訳ファイル」の自動更新に対応。人手を介さずに脆弱性の修正などを行えるため、セキュリティ専門家からも注目を集めている。
デフォルトの状態では、コアファイルにおける小数点2位以下のマイナーアップデートや翻訳ファイルの自動アップデートに対応。必要に応じてオフにできるほか、コアファイルの更新では、開発版の更新やメジャーアップデートの自動更新にも対応できる。
日本語版の提供も開始されているが、現在の仕様では、コアファイルのアップデートは英語版が適用される。「readme.html」など一部ファイルが英語版に置き換えられるが、日本語表示など機能に影響を与えることはないとしている。
(Security NEXT - 2013/10/28 )
ツイート
PR
関連記事
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消