「Flash Player」の脆弱性を攻撃するマルウェアが最多 - ESETレポート
キヤノンITソリューションズは、ESETがまとめた国内の2013年9月のマルウェアランキングを公開した。「Flash Player」の脆弱性に対する攻撃が目立っている。
9月は、前月8位だった「SWF/Exploit.Agent.FE」が、全体の6%を占めてランキングのトップに浮上した。細工された「Shockwave」のコードを悪用して「Flash Player」の脆弱性を攻撃するマルウェアで、9月中旬から感染率が上昇しているという。脆弱性はすでに修正されており、同社では最新版へのアップデートを呼びかけている。
2位の「Win32/TrojanDownloader.Small.AAB」と3位の「Win32/TrojanDownloader.Small.PRL」はいずれも別のマルウェアのダウンロードを試みるトロイの木馬。多重感染を引き起こす。
改ざんされたウェブサイトに埋め込まれ、ドライブバイダウンロード攻撃をしかける「JS/TrojanDownloader.Iframe.NKE」や「HTML/Iframe.B.Gen」なども引き続き観測されており、ランキングの上位に入っている。
ESETがまとめた9月のマルウェアランキングトップ10は以下のとおり。
1位:SWF/Exploit.Agent.FE
2位:Win32/TrojanDownloader.Small.AAB
3位:Win32/TrojanDownloader.Small.PRL
4位:JS/TrojanDownloader.Iframe.NKE
5位:Win32/PSW.Fareit.A
6位:HTML/Iframe.B.Gen
7位:INF/Autorun.Sz
8位:Win32/Sirefef.FY
9位:Win32/Sirefef.FA
10位:Win32/Sirefef.GA
(Security NEXT - 2013/10/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を