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Apple、無料公開した「OS X Mavericks」で47件の脆弱性を修正

Appleは、最新OSとなる「OS X Mavericks」を公開した。47件の脆弱性が修正されている。

同OSは、Macを対象とした最新OS。「Mountain Lion」など従来のバージョンアップと異なり、無料にて公開され、注目を集めている。機能強化だけでなく、47件に及ぶ脆弱性の修正も行われた。

アプリケーションファイアウォールにおいて、オプションが機能せずネットワークから受信したパケットをブロックできない問題や、サンドボックスがバイパスされる問題などに対応。スクリーンロックでは、すぐに機能しない問題やパスワードを必要とせずに復帰できる不具合を修正した。

さらに悪意あるログをクリックした際にアプリケーションを実行されるコンソールの脆弱性や、SSL接続が解読されるプロトコルの脆弱性を対処した。さらにMD5を使用した「X.509証明書」の無効化を行っている。

「カーネル」において、ネットワークがサービス拒否に陥る問題や、ローカルユーザーによってシステム停止に陥る問題などを解消。「CoreGraphics」「USB」「Bluetooth」「Python」「ruby」「syslog」関連の脆弱性を修正している。

(Security NEXT - 2013/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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