MS、予告より1件少ない月例パッチ13件を公開 - 47件の脆弱性を修正
日本マイクロソフトは、当初の予告より1件少ない13件の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。あわせて47件の脆弱性を解消している。深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」とされるプログラムは4件。

「緊急」とされるプログラムのなかでも、「Outlook」において細工したメッセージを表示するとコードが実行されるおそれがある脆弱性を修正した「MS13-068」をはじめ、「Internet Explorer」における10件の脆弱性を解消した「MS13-069」、公開済みの脆弱性1件を含む「SharePoint Server」の脆弱性10件を修正した「MS13-067」については、3段階の「適用優先度」のうち、もっとも高い「1」に設定されている。また優先度は1段階低いが、「MS13-070」についても深刻度は「緊急」で、WindowsにおけるOLEの脆弱性を修正した。
のこる9件は、いずれも深刻度が1段階低い「重要」にレーティングされたプログラム。リモートによるコード実行のおそれがある脆弱性に対応したOfficeの「MS13-072」やExcelを対象とする「MS13-073」のほか、「Access」向けの「MS13-074」や、「中国語版Office IME」向けの「MS13-075」、「FrontPage」のサービス拒否を解消する「MS13-078」などOffice関連の修正プログラムが5件を占めた。
また「MS13-071」では、不正なWindowsテーマファイルを適用するとリモートでコードを実行される脆弱性を修正。カーネルモードドライバーの脆弱性を修正する「MS13-076」や「Active Directory」の脆弱性を解消する「MS13-079」などが提供されている。
(Security NEXT - 2013/09/11 )
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