Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1月のフィッシング攻撃、再び3万件台に - EMCまとめ

EMCジャパンRSA事業本部は、2013年1月に把握したフィッシング攻撃の状況を取りまとめた。前月からやや増加し、再び3万件台に突入した。

130318_em_001.jpg
フィッシングの推移(グラフ:EMC)

同社が1月に観測したフィッシング攻撃は3万151件。2012年12月は、2万9581件と9カ月ぶりに3万件を割り込んだが、再び3万件台を回復した。

フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、米国が前月比11ポイント増となる57%で、引き続き最多国だった。2位はイギリスで前回から変わりないが、9ポイント減となる10%だった。3位以下には、カナダ(4%)とインド(4%)が続いている。

フィッシング攻撃を受けたブランドは291件で、前回の257件から増加。148件が5回以上の攻撃を受けていた。ブランドの割合を国別で見ると、米国が30%、イギリスが11%で、いずれも前回から微増しているが、大きな変化は見られなかった。以下、インド、オーストラリア、フランス、カナダと続く。

フィッシングサイトのホスト国の割合は、米国が52%を占めており、前回からほぼ横ばい。2位はカナダとドイツで6%だった。

(Security NEXT - 2013/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増