Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、2012年後半に急増した脆弱性「DOM Based XSS」のレポートを公開

情報処理推進機構(IPA)は、2012年後半に急増した脆弱性「DOM Based XSS」について、概要や対策時のポイントを資料として取りまとめ、公開した。

「DOM Based XSS」はクロスサイトスクリプティングのひとつ。ブラウザのプラグインなど、クライアント側のプログラムに作り込まれてしまうケースがあり、JavaScriptから動的にHTMLを操作するアプリ全般に注意が必要だという。

これまで届出は目立っていなかったものの、2012年後半に同脆弱性の届け出が増加。第3四半期の3カ月間に38件の届け出が寄せられたが、第4四半期には92件へ急増したという。解説資料も少ないことから同機構では、コード例や対策のポイントを解説した技術レポートを取りまとめた。

同資料の対象読者は、ウェブサイトの開発者や運営者、JavaScriptによる動的なHTML操作をするアプリの開発者。同機構のウェブサイトよりダウンロードすることができる。

(Security NEXT - 2013/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を