Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングサイトのURL件数が急増で200件超え - クレカ企業装うサイトが大量に

フィッシング対策協議会は、2012年12月に寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。クレジットカード会社を騙るフィッシングサイトが多数確認されている。

レポートによれば、12月のフィッシング報告件数は52件で、前月より9件減少した。しかしながら、フィッシングサイトのユニークURL件数は、前月の80件から207件へと急増。2012年10月に記録した204件をさらに上回った。攻撃に悪用されたブランド件数は5件で、前月の12件から減少している。

報告数が減少したにもかかわらずURL件数が急増したのは、1件ごとの報告に多数のURL情報が含まれていたためで、多くはクレジットカード会社を装ったフィッシングサイトだった。特に、日本人を狙った「マスターカード」のフィッシングサイトが大量に発生している。

また12月14日には、OCNのメールサービスを騙り、IDやパスワードを盗もうとするフィッシングサイトが確認されている。国内金融機関を偽装するケースも継続的に報告されているとして、今後も注意を怠らぬよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/01/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出