Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェア感染攻撃、日本は3番目に少ない国 - ソフォス調査

ソフォスは、2012年におけるセキュリティの脅威動向を分析し、危険だった国と安全だった国のランキングを発表した。

同社が、ワールドワイドで展開する脅威情報センターでトラフィックを分析し、取りまとめたもの。調査を実施した3カ月間に、攻撃の成功や失敗にかかわらずマルウェアの攻撃を受けたパソコンの割合からランキングを算出した。

もっとも危険な国は、インドネシアで23.5%が攻撃を受けており、中国が21.3%で続いた。「タイ(20.8%)」「フィリピン(19.8%)」「マレーシア(17.4%)」とアジア勢が占める。

一方、攻撃にさらされることが少なかった国は、「ノルウェー(1.8%)」「スウェーデン(2.6%)」と北欧が上位を独占。3番目に2.6%で日本が続いた。さらに「英国(3.5%)」「スイス(3.8%)」とヨーロッパ勢が続く。

マルウェアのおもな感染源となっているのは、不審メールに記載されたリンク先や、攻撃者が設置したサイトなどもあるが、こうした攻撃の約8割は、改ざんされた正規サイトによるリダイレクトだという。

同社では、インターネットユーザーが疑いを持たずにアクセスし、感染することから、正規サイトがサイバー犯罪者の重要な標的になっていると危険性を指摘している。

(Security NEXT - 2012/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を