国内のフィッシング報告が2割増加 - 三井住友銀やみずほ銀を装うケース目立つ
フィッシング対策協議会は、11月に寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。金融機関を偽装するケースが半数以上を占めている。
同協議会によれば、11月の報告数は61件で、10月の51件から約2割増加している。一方10月には204件へ急増したフィッシングサイトのURL数だったが、11月には半数以下となる80件へ落ち着いた。ただし40件以下で推移していた9月以前の水準と比較すると、2倍以上のURLが報告されている。
フィッシング攻撃で悪用されたブランド件数は12件で、前月から2件増加。報告の半数以上が金融機関を偽装する内容だった。またクレジットカード会社やISPのウェブメールサービスの利用者を狙う攻撃が発生している。
金融機関に攻撃が集中しているが、なかでも三井住友銀行やみずほ銀行を装うケースがたびたび確認さされたという。同協議会では、今後も金融機関をかたるフィッシング攻撃が続くと予想しており、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/12/04 )
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