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尖閣問題で少なくとも8サイトが改ざん - 11サイトにDDoS攻撃の影響

尖閣諸島問題に関連し、先週から今週にかけて中国国内で大規模なデモが発生しているが、インターネット経由によるサイバー攻撃の被害も国内で多発している。

警察庁では、中国のハッカー集団「紅客連盟」のインターネット掲示板や大手チャットサイトに、約300の国内組織を攻撃対象とする書き込みが行われたことを把握。

それに乗じたと見られる攻撃が発生しており、総務省統計局をはじめとする11サイトがDDoS攻撃により閲覧できない状態が発生した。

さらに裁判所、東北大病院、東工大の世界文明センターなど、少なくとも8サイトが、中国国旗といった画像や文章を表示するよう改ざんされる被害に遭っている。

警察庁ではこうした状況を受け、サイバーフォースセンターによる監視体制を強化。攻撃対象に挙げられた組織に対する組織へ注意喚起を行っている。また被害を受けた組織より情報を収集しており、攻撃規模など実態の把握を進めている。

(Security NEXT - 2012/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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