「Adobe Flash Player」が再びアップデート - 前回公開からわずか7日
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。前回8月14日にPC向けへ公開したアップデートとは別のプログラムで、非常に短いサイクルで修正が行われた。
8月14日に標的型攻撃で悪用されている「CVE-2012-1535」を修正したが、今回のアップデートは、別の脆弱性6件に対応したもの。脆弱性が悪用されるとアプリケーションがクラッシュし、リモートでコードを実行される可能性がある。
これら脆弱性は、WindowsやMac OS X、Linux向けに提供している「Adobe Flash Player 11.3.300.271」に含まれており、以前のバージョンも影響を受ける。
また今回の脆弱性は、Android版の「同11.1.115.11」および「同11.1.111.10」や以前のバージョン、「Adobe AIR」についても脆弱性が含まれるとして、修正を行った。
適用優先度は、Windows向けのアップデートが3段階中もっとも高い「1」にレーティングされており、攻撃の発生が懸念されている。またMac OS Xについても、30日以内に悪用コードが発生する可能性がある「2」に設定。そのほかのプラットフォームについては優先度「3」としている。
(Security NEXT - 2012/08/22 )
ツイート
PR
関連記事
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
仮想化基盤「vCenter Server」「NSX」に脆弱性 - アップデートが公開
「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認