Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内のウイルス感染メール、世界平均の6分の1 - シマンテック報告

シマンテックは、7月に同社が検知したウイルスやスパムの状況について取りまとめた。

同社では、7月にマルウェアやスパイウェア、アドウェアなどをホストするウェブサイトを1日あたり2189件検知した。前月の2106件から4ポイント増加している。

ウイルス感染を目的としたメールの割合は0.29%。前月から大きな変化は見られず、340.9通に1通の割合で送信されている。そのうち26.5%に不正サイトへのリンクが記載されていた。

メール感染型マルウェアでもっとも多く検知されたのは、前月と同じく「W32/Bredolab.gen!eml.k」で、15.9%にのぼる。続く2位も「Bredolab」の亜種で、これら2種で全体の4分の1を占めた。

スパムメールの割合は全流通メールの67.6%で、前月より0.8ポイント上昇。フィッシングメールの割合は0.21%で、475.3通に1通の割合で送られていた。

国内では、ウイルス感染メールは2083.7通に1通、フィッシングメールは7448.8通に1通といずれも世界水準を大幅に下回る傾向が続いている。一方スパムの割合は64.1%で、世界水準を3.5ポイント下回った。

(Security NEXT - 2012/08/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で