Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Java」の脆弱性を狙う攻撃が発生 - 正規サイト経由でマルウェア感染

JPCERTコーディネーションセンターは、「Java」の脆弱性を悪用した攻撃を確認しているとして、注意喚起を行った。問題の脆弱性は、6月12日に公開された最新版で修正されており、アップデートを促している。

脆弱性の影響を受けるのは、「Java SE SDK」および「JRE」の「同7 Update 4」「同6 Update 32」。これらより以前のバージョンも含まれる。

正規サイトの改ざんにより不正サイトへ誘導し、マルウェアへ感染させようとする攻撃について報告を受けたもので、同センターが、脆弱性修正前のバージョンを用いて実際にコードを検証したところ、外部サイトへ接続されることを確認した。

また同センターは、同脆弱性を悪用する機能が、すでにエクスプロイトキットに組み込まれており、今後攻撃活動が拡大する可能性があると指摘。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ワークフロー管理の「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Juniper製SIEM「Juniper Secure Analytics」に複数の脆弱性
Ivanti脆弱性、PoC公開で攻撃増 - 痕跡消去の可能性も踏まえ調査を
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートを公開
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ389件の脆弱性を修正
Oracle、まもなく四半期パッチ公開 - 対応の準備を