マルウェアをホストするサイトの前月から大幅増 - シマンテックレポート
シマンテックは、5月におけるウイルスやスパムの検知状況について取りまとめた。悪質なウェブサイトの増加が目立っている。
5月に同社では、マルウェアやスパイウェア、アドウェアなどをホストするウェブサイトを、1日あたり4359件検知し、前月比47.8ポイント増を記録した。
ウイルスに感染させることを目的としたメールの割合は0.27%で、前月比0.03%の減少。365.1通に1通の割合で送信されている。そのうち、不正サイトへのリンクを含むメールは26.2%で、前月より16.9ポイント増加した。
メール感染型のマルウェアでは、全体の11.6%にのぼる「Suspicious.JIT.a」が最多。自身を変化させてセキュリティ対策ソフトの検知を回避するポリモーフィック型マルウェアが多く送信されており18.4%にのぼっている。マルウェアが添付されたスパムの一時的な増加も繰り返し発生しており、これらの多くは「Bredolab」などポリモーフィック型マルウェアが添付されていた。
スパムメールの割合は全流通メールの67.8%で、前月より3.3ポイント増加した。悪質な添付ファイルやリンクを含むスパムは、4月末から増加する傾向にあるという。フィッシングメールの割合は0.18%で、前月から0.03ポイント減少している。
国内の状況は、ウイルス感染メールは2036通に1通、フィッシングメールは5525通に1通と、世界平均と比較して低い水準となっている。スパムの割合は64.5%となっている。
(Security NEXT - 2012/06/19 )
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