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Android端末から検出したマルウェアの6割は「Andr/PJApps-C」 - ソフォスまとめ

ソフォスは、同社が無料で提供しているAndroid用セキュリティ対策ソフト「Sophos Mobile Security for Android」で検出したマルウェアの状況を取りまとめた。

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6割を占めた「Andr/PJApps-C」(グラフ:ソフォス)

最多だったのは、63.4%を占めた「Andr/PJApps-C」。2位以下に54.6ポイントの差を付けており突出している。必ずしも不正アプリではないが、大半が有償アプリを改良した不正アプリだという。

次の多かったのは、特権の昇格をもたらすマルウェア「Andr/BBridge-A(8.8%)」。アクセス権のないユーザーにアクセス権を与え、悪意あるアプリをインストールするほか、窃取したID情報やSMSなど外部サーバに送信する。

3位以下は、「Andr/Generic-S(6.1%)」「Andr/BatteryD-A(4%)」「Andr/DrSheep-A(2.6%)」が続いた。

Androidで検出されたマルウェアトップ5

1位:Andr/PJApps-C
2位:Andr/BBridge-A
3位:Andr/Generic-S
4位:Andr/BatteryD-A
5位:Andr/DrSheep-A

(Security NEXT - 2012/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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