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退職した医師が無断で患者情報を持ち出し紛失 - 長崎大病院

長崎大学病院は、退職した医師が同院の患者情報872件を記録したUSBメモリを紛失したと発表した。

紛失したUSBメモリには、1993年4月から2009年1月にかけて同院を受診した872人分の氏名、年齢、性別、略号化された疾患名、診察所見、手術方法、術後の経過などが含まれる。医師が退職する際、研究のため病院に無断でUSBメモリに記録して持ち出していたという。

同医師は実家の鍵と一緒にメモリを持ち歩いており、4月15日に鍵ごと紛失していることが判明。その後探したが見つからず、23日に警察へ届け出た。同院では5月7日に報告を受けたという。

同院では医師からの聴き取り調査を行い、対象となる患者に対して謝罪の文書を送付した。また在籍する職員において、個人情報の適切な取り扱いを徹底するほか、これまで退職した職員に対して、患者情報を保有している場合には削除や返還を求め、再発防止を目指す。

(Security NEXT - 2012/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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