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ドライブバイダウンロード攻撃関連の脅威が上位を独占 - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが3月に追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況を発表した。

ESETによるマルウェアランキングでは、不正サイトへリダイレクトしたり、特定の脆弱性を悪用する難読化されたJavaScriptを検知した「JS/Kryptik.KF」が、全体の6.7%にのぼり最多だった。同マルウェアや2位の「HTML/ScrInject.B.Gen」をはじめ、トップ10のうち8種がドライブバイダウンロード攻撃を構成するJavaScriptやトロイの木馬となっている。

残り2種は、オートラン機能を悪用してリムーバブルメディア経由で拡散するマルウェアを検知したもので、8位に「INF/Autorun.Sz」と9位に「INF/Autorun」がランクインした。同社が発表したマルウェアトップ10は以下のとおり。

1位:JS/Kryptik.KF
2位:HTML/ScrInject.B.Gen
3位:JS/Iframe.BT
4位:JS/Kryptik.KT
5位:JS/Iframe.BV
6位:JS/Iframe.CA
7位:HTML/Iframe.B.Gen
8位:INF/Autorun.Sz
9位:INF/Autorun
10位:JS/Iframe.CD

(Security NEXT - 2012/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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