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検出回避を狙った巧妙な手口の標的型攻撃に注意

暗号化した文書ファイルをメールの添付ファイルとして送り付け、セキュリティ対策ソフトの検出を逃れるなど、標的型攻撃が巧妙化している。

トレンドマイクロによれば、今回同社が確認したのは、暗号化したWordファイルを送り付ける手口。暗号化されているため、セキュリティ対策ソフトでは検知できない可能性がある。

さらに今回の攻撃では、情報漏洩対策としてパスワードを別途メールで送付する商習慣についても模倣するなど、手の込んだ犯行だった。

また同社は、「Wordファイル」と「dllファイル」をzip形式で圧縮して送付し、両ファイルを連携させた標的型攻撃についても、複数の企業で確認した。いずれのケースも、悪用された脆弱性など詳細については、現在解析を進めている段階だという。

(Security NEXT - 2012/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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