広島県内と山口県内の公共図書館システムにセキュリティの不備 - Notaが指摘
図書館蔵書検索サイト「カーリル」を運営するNotaは、複数の公立図書館システムにおいてセキュリティ上の不備があったことを明らかにした。
同社によれば、中国地方における2カ所の図書館システムで、認証することなくFTPにより内部データへのアクセスが可能な状況だったもので、自治体や開発元に問題を通知したという。
広島県内の図書館システムでは、システムの実行ファイルやデータベースのダンプデータ、内部パスワードなどを確認できる状態だった。
一方山口県内の図書館では、利用者番号や電話番号を含む2005年10月以降の予約データにアクセスできる状態だった。データの詳細について解析は行っておらず、個人情報漏洩については不明としている。
また同社によれば、Windowsのファイル共有ポートが開放されている図書館システムも多数あると指摘。関係者へへ注意喚起を行っているという。
(Security NEXT - 2012/04/09 )
ツイート
PR
関連記事
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を
IT資産管理製品「MaLion」のWindows向けエージェントに深刻な脆弱性
病院向け月刊誌に患者の個人情報 - 石川県の公立病院
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
