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NECと米CAが協業、クラウドで30カ国向けに認証ソリューションを提供

NECとCA Technologiesは、クラウドを利用した認証およびセキュリティソリューション分野で協業すると発表した。

今回の協業を通じて、NECでは、CA Technologiesの「CA Arcotソリューション」を、NECの事業者間のサービス連携を促進するID活用基盤ソフトウェア群「NC7000-3A」と総合セキュリティ対策ソリューション「NEC Mobile Security」に統合。ワールドワイドで展開する。

同ソリューションは、複数サイト間でID連携を実現する統合認証サービスをクラウドで提供するもの。従来より実現しているUSBトークンやスマートカードなど電子証明書を搭載したハードウェアトークンによる認証にくわえ、「ArcotID」の追加によりクライアント証明書を利用した多要素認証が可能。

またスマートフォン、携帯電話、パソコンなど複数デバイスを同時に利用するマルチデバイス認証や、複数のサービスIDを連携して認証するサービスなどを導入できる。

NECでは、世界30カ国を対象に提供を開始し、出荷は3月を予定している。価格は30万ユーザーまで105万円/月で提供する。同社では、販売3年後までに、国内外で年間30億円の出荷を目指している。

(Security NEXT - 2012/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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