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ウイルス検出数が倍増、「Downad」が前月の16倍に - IPAレポート

不正アクセスの届出は、12月の7件からほぼ横ばいとなる8件。そのうち7件で被害が発生している。内訳はなりすまし4件、侵入2件、メールの不正中継1件だった。不正アクセス関連の相談件数は35件で、そのうち9件で被害が発生している。

侵入被害の内容を見ると、コンテンツ管理ツールの悪用によるサイトの改ざんと、PHPの設定不備を突かれ、データを盗み取られたケースがあった。なりすましでは、メールアカウントの管理不備により、アカウントを使用されてスパムを送信されたケースが2件発生している。

同機構に寄せられた相談件数の合計は1302件。前月の1312件からわずかに減少した。「ワンクリック請求」に関する相談は、前月から5件増となる338件、「Winny」に関する相談も4件増となる11件で依然として寄せられている。

「偽セキュリティソフト」に関する相談は、10件増加して18件に拡大した。標的型攻撃の相談についても前月より減少したものの、4件寄せられたという。

(Security NEXT - 2012/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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