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ウイルスやデータ漏洩に不安なスマホ利用者が5割超 - 2割はウイルスの存在知らず

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ウイルスの認知度(グラフ:IPA)

スマートフォンに感染するウイルスについて、認知しているユーザーは79%にのぼるが、詳しい内容まで知っているユーザーは7.9%で、10分の1まで減少する。21%は「まったく知らなかった」と回答している。

実際にウイルスに感染した経験のあるユーザーは0.8%。感染はしなかったがセキュリティソフトが検知したことがあると答えたユーザーは2.5%だった。一方で14.5%が「わからない」と回答しており、感染に気付いていない可能性もある。

現在実施しているセキュリティ対策については、「OSのアップデート」が62.3%と最も多く、「信頼できる場所からアプリをインストールする」が60.3%だった。

セキュリティ対策ソフトの導入は、26.9%と約4人に1人にとどまっているが、今後の実施する意向があるユーザーは40.9%にのぼり、今後の導入率増加が予測される。

そのほか、リモートロックによる不正利用防止やデータ暗号化なども、現在の実施率は1割前後と低いが、今後の実施意向は高めになっている。一方、18.1%が現在特にセキュリティ対策を実施していないと答えており、20代のユーザーでその傾向が目立っている。

(Security NEXT - 2011/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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