Adobe Readerに深刻な脆弱性、ゼロデイ攻撃も - 12月第3週にアップデートを公開予定
Adobe Systemsは、「Adobe Reader」や「Adobe Acrobat」に深刻な脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公開した。すでにゼロデイ攻撃が報告されている。
「同10.1.1」や「同9.4.6」および以前のバージョンに、メモリ破壊脆弱性「CVE-2011-2462」が含まれているもので、Windows版やMac版、UNIX版が影響を受ける。
同社によれば、同脆弱性が攻撃された場合、アプリケーションがクラッシュし、システムが乗っ取られる可能性がある。Windows版の「同9.X」では、すでに脆弱性を悪用した標的型攻撃について報告を受けているという。
同社では、問題を修正したアップデータの開発を進めており、Windows版の「同9.X」向けプログラムについては、遅くとも12月12日の週にリリースしたい考え。
一方、「同10.1.1」については、保護モードが用意されており、不正なコード実行を防御できるとして、2012年1月10日のリリースで調整を進めている。またMac版やUNIX版の「同9.X」向けプログラムの公開についても同日となる予定。
(Security NEXT - 2011/12/08 )
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