Dellのシステム導入アプライアンスに脆弱性 - 固定パスワードの管理者アカウントが存在
ネットワーク経由でシステムを導入できるDell製アプライアンス製品「KACE K2000 System Deployment Appliance」に複数の脆弱性が含まれていることが判明した。同社やセキュリティ機関では、注意喚起を行っている。
同製品には、固定パスワードの管理者アカウントが存在しており、悪用される可能性があるほか、ウェブ管理インターフェースにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が含まれる。
データベースには、既知のユーザー名と識別可能なパスワードでログインできる管理者アカウントが存在し、管理者権限でプログラムを実行できる。またユーザー名とパスワードが固定された、読み取り専用のアカウントが存在している。
データベースの脆弱性は、同製品上でリモートアクセスを許可している場合に影響を受けるが、固定パスワードの管理者アカウントを悪用することで外部からリモートアクセスを許可することが可能。
いずれも脆弱性の対策方法は用意されておらず、同社では修正に向けて作業を進めているという。
(Security NEXT - 2011/11/11 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開