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ALSI、IPv6対応フィルタリングソフトを発売 - HTTPS解析を標準機能に

アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は、ウェブフィルタリングソフトの最新版「InterSafe WebFilter Ver.7.0」を7月8日に発売する。

アルプスシステムインテグレーション(ALSI)代表取締役社長の麻地徳男氏アルプスシステムインテグレーション(ALSI)専務取締役営業統括部長の輿石大治氏
製品発表会に登壇した麻地氏(左)と輿石氏(右)

同製品は、業務上アクセスの必要がないウェブサイトや、マルウェアへ感染する危険があるウェブサイトなど、アクセスを制限できるウェブフィルタリングソフト。閲覧のみ許可し、書き込みを規制するといった柔軟な設定が可能で、レポート機能も用意している。

最新のICAP版「InterSafe WebFilter Ver.7.0 on IPv6」では、IPv4の枯渇により今後移行が本格化する「IPv6」環境へいち早く対応した。

IPv4とIPv6の相互接続環境を実現し、フィルタリングを実現する。フィルタリング対象として、データベースに3億2000万件のデータが収録されているが、IPv6ページも、すでに1万6000ページが登録されているという。

また同製品の「Proxy版」では、HTTPS接続の解析機能を標準で提供。SSL接続を採用したウェブサービス経由のアクセス内容を把握したり、制御することができる。

同社代表取締役社長の麻地徳男氏は、同製品について「業界ではじめてIPv6に対応したフィルタリング製品」とし、「漏洩対策製品などとともに、今後も品質や技術サポートを一層充実させていきたい」と意気込みを語った。

また同社専務取締役営業統括部長の輿石大治氏は、不正行為を行うサイトの追跡が難しくなるなど、IPv6への移行にともなって発生するおそれがある問題を指摘。

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さらに秘匿通信を利用するウェブサイトの増加し、私的利用や情報漏洩など発生する可能性が生じているほか、改正刑法による罰則強化など、企業は環境の変化へ対応が求められているとして、これら問題へ対応する「InterSafe WebFilter」のメリットをアピールした。

また同氏は「フィルタリングソフトのパイオニアとして、初年度売上25億円を目指して展開していきたい」と販売目標を示している。

(Security NEXT - 2011/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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