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「Autorun」や「Conficker」が依然としてランキング上位に - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが5月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況について発表した。

マルウェアランキングを見ると、1位から4位は前月と同じだった。1位は「INF/Autorun」で全体の6.6%を閉め、2位は3.6%だった「Win32/Conficker」が続いた。いずれもオートラン機能を悪用するマルウェア。

ランキング下位で目立った動きを見せたのは、17位から5位に浮上した「HTML/StartPage.NAE」。Windowsのレジストリを変更し、IEの起動時に表示されるスタートページを特定のサイトに変更して宣伝する。

また6位には、前回11位から順位を上げた「JS/Redirector」が入った。不正サイトにリダイレクトする悪意あるコードで、改ざんされた正規サイトに埋め込まれているケースが目立った。

同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。

1位:INF/Autorun
2位:Win32/Conficker
3位:Win32/PSW.OnLineGames
4位:Win32/Sality
5位:HTML/StartPage.NAE
6位:JS/Redirector
7位:HTML/Iframe.B.Gen
8位:Win32/Autoit
9位:Win32/Bflient.K
10位:Win32/Autorun

(Security NEXT - 2011/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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