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ESET、次期バージョンは年内より順次投入 - Mac版もリリース予定

ESETは、セキュリティ対策ソフトの次期バージョン「ESET Smart Security 5」「ESET NOD32 Antivirus 5」を、個人向け製品を皮切りに、年内より順次市場へ投入する計画だ。Mac版についてもリリースを予定している。

ESET CTOのPavel Luka氏
Pavel Luka氏

同社CTOを務めるPavel Luka氏が6月15日に開催した記者説明会で明らかにしたもの。最新版では、クラウドベースのレピュテーション技術を採用している。

また「検知技術」と「パフォーマンス」のバランスを最適化することで、スキャン速度を現行バージョンから約40%向上。「安定性」についても重視した。

Windows向けコンシューマー製品のリリース時期は、2011年第3四半期終わりごろを予定しており、Mac版についても第4四半期に提供する見込み。エンタープライズ向け製品の投入については、Windows版が2012年第1四半期、Mac版が2012年第2四半期を目指している。

同社はこれ以外も、今後エンタープライズ分野に注力していくとしており、システム管理者向けソフト「ESET Remote Administrator(ERA)」のユーザビリティやスケーラビリティを強化した次期バージョンの開発に取り組んでいる。

また同氏は「DLP」分野の製品投入についても意欲を見せており、ウイルス対策分野で培ったパケットやファイルの解析技術を応用したDLP製品の開発について検討しているという。

(Security NEXT - 2011/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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