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入学試験が試験時間中にネット上へ流出 - 京大など

京都大学において、入試問題が外部に流出していたことがわかった。他大学でも同様の行為が行われたことが判明するなど波紋が広がっている。

質問を投稿し、他利用者から回答を募集する「Yahoo! 知恵袋」に、試験問題が書き込まれ、回答の募集が行われていたもの。

25日に数学、26日に英語に関する試験問題が試験中に書き込まれ、複数の回答が寄せられるケースもあった。いずれも同じIDで、携帯電話から投稿が送信されていたと見られている。

また同じIDによる問題の流出は、同志社大や立教大、早稲田大など、同大以外の試験でも行われていたと見られており、関連する各大学では、警察へ被害届の提出や調査、警察への相談など対応を進めている。

今回の流出を受け、京都大や立教大では警察へ被害届けを提出。当初どおり合格者を発表するものの、不正行為が判明した場合は合格を取り消すとしている。

通常試験中は、試験官による監督が行われており、どのような経緯で情報のやり取りが行われたかについても、注目が集まっている。

(Security NEXT - 2011/02/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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