「WORM_DOWNAD.AD」が収束する一方で「Mal_DLDER」が急増 - CCCまとめ
サイバークリーンセンター(CCC)は、2010年12月のボット検知状況を取りまとめた。中国特定IPの活動が目立っており、収集元の国別比率でも中国が1位となった。
レポートによれば、12月のボット収集総数は13万8662件で、11月の11万6361件から増加。重複を除いた同定検体数も9万6413件で、前月の9万4803件からわずかに増加している。
一方、セキュリティ対策ソフトで検知できない未知検体数は57件で、大幅な減少を見せた前月の119件からさらに半減している。
検体収集型ハニーポットの検知状況を見ると、海外からの収集がやや増加傾向だった。これは、前月に引き続き中国の特定IPから多数の「Mal_DLDER」がダウンロードされたためだという。前月までは失敗するケースがあったが、12月は安定してダウンロードが行われるようになった。
(Security NEXT - 2011/02/17 )
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