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MSRT、2月は欧米中心に広がる「Cycbot」に対応 - 国内被害は限定的

マイクロソフトは、2月の月例セキュリティ更新プログラムの公開にあわせ、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」をアップデートした。

今回あらたに対応したのは、欧米を中心に感染が広がっているトロイの木馬「Cycbot」。同ウイルスへ感染すると、バックドアを作成され、情報を盗まれるおそれがある。

同社によれば、「Cycbot」の感染国は、米国が突出しており、スペインやオランダ、フランスなど欧米圏を中心に拡大している。アジア地域やロシアにおいては、大規模な感染は発生しておらず、日本国内でも感染は確認されているものの、限定的だという。

(Security NEXT - 2011/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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