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3月の更新でMSRTが「Superfish」の駆除に対応

日本マイクロソフトは、3月の月例セキュリティ更新プログラムの公開とあわせて更新した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」により、アドウェア「Superfish」の駆除に対応した。

Lenovoの一部ノートパソコンにプリインストールされていた米Superfishのソフト「Superfish Visual Discovery」が、暗号化通信の内容を傍受して広告を表示するアドウェアの機能や脆弱な秘密鍵をインストールする問題があることが判明したもの。

当初より米Microsoftでは、Lenovoの協力のもと、「Windows Defender」や「Microsoft Security Essentials(MSE)」をはじめ、同社製品において「Superfish」の検知に対応。「Microsoft Active Protections Program(MAPP)」や「Virus Information Alliance(VIA)」などを通じて同社パートナーと情報を共有しており、セキュリティベンダー各社においても対応が進んでいる。

またMSRTの3月の更新では、POS端末からクレジットカードを盗む「Win32/Alinaos」の駆除に対応している。

(Security NEXT - 2015/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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