MS、12件の月例パッチを公開 - IEゼロデイ脆弱性を解消
日本マイクロソフトは、当初の予告通り深刻度「緊急」3件を含む12件の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。
今回のアップデートでは、12件のプログラムにより「Windows」に関する脆弱性20件と「Office」に関する脆弱性2件を解消している。深刻度「緊急」とされるプログラムは、「MS11-003」「MS11-006」「MS11-007」の3件。
「MS11-003」は、「Internet Explorer」に含まれる4件の脆弱性を解消するパッチ。クライアントでは深刻度が緊急とされているが、サーバでは「重要」となっている。
年末にアドバイザリを公表し、ゼロデイ攻撃も確認されているCSS処理に関する脆弱性「CVE-2010-3971」へ対応したほか、不正なライブラリのロードやメモリ破壊といった脆弱性を修正した。
(Security NEXT - 2011/02/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性
米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正