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感染報告数は1年で半減、サイト改ざんによる攻撃は巧妙化 - トレンド年間レポート

上位10種をウイルスの種類別に見ると、「ワーム」が30.7%で最多。次に多かったのは「JavaScript」で全体の17.4%を占めた。2009年の4.7%から大きな伸びを見せている。

ウェブサイト経由で感染するウイルスがトップ10内に4種入り、改ざんサイト経由の感染被害が発生している。2009年と比較して2010年は、攻撃に利用される脆弱性の増加し、ダウンロードされる不正プログラムも多様化した。

金銭目的の攻撃が主流で、フィッシング詐欺、オークション詐欺、ワンクリック詐欺などの被害のほか、特定サイトの閲覧数を増やすクリッカーなど、間接的に金銭を得る不正プログラムも確認されている。

同社がまとめた2010年のウイルス感染報告数ランキングは以下の通り。

1位:WORM_DOWNAD
2位:MAL_OTORUN
3位:TROJ_FAKEAV
4位:TROJ_DLOAD
5位:BKDR_AGENT
6位:JS_ONLOAD
7位:MAL_HIFRM
8位:WORM_AUTORUN
9位:JS_IFRAME
10位:JS_GUMBLAR

(Security NEXT - 2010/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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