2010年のMSセキュリティパッチは対前年比4割増 - 年間265件の脆弱性に対応
また対応した脆弱性の件数は顕著で、「同Vista」と「同7」を比較すると「同7」が43ポイント少なかい。リリースから半年が経過した「Office 2010」についても今のところ、見つかった脆弱性は3件と従来バージョンと比較して低水準で推移している。
2010年の傾向について、セキュリティレスポンスチームでチーフセキュリティアドバイザーを務める高橋正和氏は、「攻撃ベクターの変化」を指摘している。
グラフィックや動画を対象とした攻撃が目立っているもので、こうした攻撃は従来から存在しているものの、標準的なサービスに対する攻撃が困難となってきていることから攻撃対象となっており、セキュリティ更新プログラムの件数増加につながったと同氏は分析している。
(Security NEXT - 2010/12/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明

