国内のボット収集数や未知検体数が減少 - CCCまとめ
サイバークリーンセンター(CCC)は、10月のボット検知状況を取りまとめた。収集総数はほぼ同水準だったが、国内からの収集数に目立った減少が見られた。
レポートによれば、10月のボット収集総数は11万4879件で、9月の11万2402件からわずかに増加したもののほぼ同水準だった。
重複を除いた同定検体数は9万424件と、前月の9万2217から減少している。セキュリティ対策ソフトで検知できない未知検体数は174件で前月の231件を下回った。
収集状況をハニーポットの種類別に見ると、検体収集型では国内からの収集数減少が目立ち、収集元国別比率で日本の順位が前月は1位だったが、10月は米国、ロシア、台湾に続く4位まで順位を落とした。「WORM_RBOT.SMA」が9月20日ごろから収集されなくなったことが原因だという。
(Security NEXT - 2010/12/14 )
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