被害に気付きにくいウェブパーツ改ざん - IPAが注意喚起
9月から10月にかけ、改ざん被害が発生し、国内で正規ウェブサイト閲覧時にウイルスへ感染する「ドライブバイダウンロード攻撃」が発生しているとして、情報処理推進機構(IPA)が注意を呼びかけた。
同機構では、広告配信サービスが被害に遭い、改ざんされたコンテンツが多くのウェブサイトを通じて配信されたケースを例に挙げ、従来のようにウェブサイトが直接改ざんされていない場合でも、外部の第三者より提供を受けているコンテンツに不正なコードが挿入され、閲覧者に被害が及ぶケースがあることを指摘している。
外部提供コンテンツが改ざんされていることに気が付くことも難しく、セキュリティベンダーによる改ざんの監視サービスや、複数のセキュリティ対策ソフトによるウェブサイトの確認など、被害軽減策を紹介。閲覧者から、ウイルスを検知したとの連絡が寄せられた際は、同機構の相談窓口まで相談するよう勧めている。
またウェブサイトの利用者に対しては、OSやアプリケーションの脆弱性を解消やセキュリティ対策ソフトを導入し、定義ファイルを最新の状態にしておくよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/12/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
