Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、検査項目を追加した「SIP脆弱性検証ツールV2.0」の貸出を開始

情報処理推進機構(IPA)は、インターネット経由の音声通話などで利用されているプロトコル「SIP」の脆弱性を検証できるソフトウェアの機能強化を実施し、貸し出しを開始した。

「SIPに係る既知の脆弱性検証ツール」は、SIPを実装した製品の脆弱性をチェックできるソフトウェア。同機構では2009年4月より無償でソフトウェアを収録したCD-ROMの貸し出しを行っている。

最新版となる「同V2.0」では、「DoS攻撃」「パスワード解読」などあらたに5種類の脆弱性について検証項目を追加した。脆弱性検証に使用するシナリオ数については、前バージョンの31件から265件へ大幅に強化している。

(Security NEXT - 2010/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ