Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windowsカーネル」に未修整の脆弱性 - 権限昇格のおそれ

「Windowsカーネル」にバッファオーバーフローが発生する未修整の脆弱性が判明した。同脆弱性について、米Microsoftでは調査を進めている。

問題の脆弱性は、レジストリの操作などに用いられるAPI「RtlQueryRegistryValues」に不具合が存在しているもの。ログイン後に脆弱性が悪用された場合、バッファオーバーフローが発生し、権利の昇格が発生する可能性がある。

複数のセキュリティ機関が脆弱性について指摘しており、Microsoftでは調査を進めている。NTTデータ・セキュリティでは、今回の脆弱性について実際に検証用システムを用いて調査を実施。攻撃が成功して権限が昇格することを再現できたとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25