MS、月例セキュリティ更新プログラム3件を公開 - Officeの脆弱性などへ対応
マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新プログラムとして、深刻度「緊急」1件と「重要」2件のあわせて3件を公開した。
今回の更新では、「Office」向けのプログラムが2件含まれるが、Windows版の場合「Microsoft Update」を通じて自動更新が可能。Mac版についてはダウンロードを行う必要がある。また一部Mac向け製品の修正プログラムは提供が遅れており、注意が必要。
最大深刻度が「緊急」と設定されているのは、リモートでコードが実行されるおそれがある「Office」の脆弱性へ対処した「MS10-087」。
「Office 2007」「同2010」において、メールをプレビューした際にコードを実行されるおそれがある「RTFのスタックオーバーフロー」や、すでに公開されている「セキュリティで保護されていないライブラリをロードする脆弱性」など、合計5件の脆弱性を解消した。
(Security NEXT - 2010/11/10 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性