「Sasfis」ボットネットが活発、ランキング上位に - フォーティネットまとめ
フォーティネットジャパンは、9月21日から10月20日までに同社製品やシステムで検知した脆弱性に対する攻撃やマルウェアの状況について取りまとめた。
同社が期間中に検知したあらたな脆弱性は126件で、前回の62件から倍増。そのうち38.1%にあたる48件で活発な攻撃が確認されたという。
攻撃の活動量で順位づけした脅威ランキングを見ると、上位3位に変化はなく、1位はWindowsの「MS08-067」を攻撃する「MS.DCERPC.NETAPI32.Buffer.Overflow」で、27.1%を占めた。「SMTP.Auth.Buffer.Overflow」「MS.IE.Userdata.Behavior.Code.Execution」が続いている。
4位には、前回から5つランクを上げた「Sasfis.Botnet」が入った。汎用性の高いボットで、「Asprox」や「Cutwail」など複数のスパムボットを使用して拡散する。
(Security NEXT - 2010/11/10 )
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