Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日米中から世界規模に広がる改ざん - セキュアブレイン調査

セキュアブレインは、同社が9月に検知した不正サイトの状況を取りまとめた。不正サイトの減少傾向は続いているが、不正改ざんサイトのみわずかながら増加が見られた。

レポートによれば、9月に「危険」と判定されたサイトは4342件で、8月の4630件から減少した。フィッシング詐欺サイトは2097件、ワンクリック不正請求サイトは981件、不正プログラム配布サイトは361件、不正攻撃サイトが258件と、いずれも前月より減少している。

101101sb1.jpg
(図:セキュアブレイン)

全体的に減少傾向だったなか、不正改ざんサイトのみ前月の631件から645件に増加した。同社によれば、背景に世界各地に広がっている改ざん被害があり、2009年9月は日本、米国、中国で改ざんが確認されたが、2010年3月以降はロシア、アラブ、インドネシア、フランス、韓国、台湾など拡大している。

海外サイトには一部運営がずさんなものもあり、改ざんされたまま放置し続け被害が拡大しているケースも見られるとして、閲覧する場合には十分な注意が必要と指摘している。

(Security NEXT - 2010/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
小中学校配布端末でのトラブル、約2割が経験 - 加害者になってしまうケースも
約4割でインシデント被害、対応費用は約1.5億円 - 4.4%が「Emotet」経験
新コロ便乗、2Qに急増 - 不正サイト誘導14.6倍に
4月の偽サイトURL件数、過去最多を更新 - 報告も1.1万件超に
フィッシングサイトへ誘導されたユーザー、1年で2.5倍に
ネット検索が危険なセレブ - 首位は初のオーストラリア出身
フィッシング報告数、依然高水準 - 大手ブランドかたるメールが多種類
検索結果が危険な有名人 - CMでも歌声披露した「あの人」も