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メールサーバ上で検知されたウイルスが大幅増加、Android用のマルウェアサイトも - Dr.Webレポート

また、特定サイトのコンテンツを強制的に書き換える手口があらたに確認されたという。ロシアの複数の銀行のコンテンツを書き換えた「Trojan.Hosts.1581」や、自前の HTTP サーバを感染PCにインストールして偽コンテンツを表示する「Trojan.HttpBlock」などが見つかっている。

さらにAndroidを搭載した端末に感染し、勝手に有料SMSを送信するマルウェアのあらたな亜種「Android.SmsSend.2」が発生した。問題のサイトは、検知を逃れるため、アクセスできる端末がAndroid端末に制限されていたという。

同社がまとめたウイルスの検出状況は以下のとおり。

メールサーバ上の検出ウイルスランキング

1位:Trojan.DownLoad1.58681
2位:Trojan.Oficla.zip
3位:Trojan.Packed.20878
4位:Trojan.Packed.20312
5位:Trojan.DownLoad.41551
6位:Win32.HLLM.Beagle
7位:Win32.HLLM.MyDoom.33808
8位:Trojan.PWS.Panda.114
9位:Trojan.DownLoader1.17157
10位:W97M.Killer

ユーザーPC上の検出ウイルスランキング

1位:Trojan.Click.64310
2位:Win32.HLLP.Neshta
3位:Win32.HLLP.Whboy.45
4位:ACAD.Pasdoc
5位:Trojan.DownLoader.42350
6位:JS.Nimda
7位:Trojan.WinSpy.925
8位:Exploit.Cpllnk
9位:Win32.HLLP.Whboy.101
10位:Win32.HLLP.Rox

(Security NEXT - 2010/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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