Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Yahoo!モバゲーベータ版」で他顧客情報が閲覧できる不具合

携帯電話向けゲームサービスと連携するPC向けゲームサービス「Yahoo!モバゲー」で障害が発生し、一部利用者の情報が、関係ない別のユーザーから一時的に閲覧できる状態だったことがわかった。

両社によれば、9月22日12時50分から9月23日21時半まで、DeNAが運営するPCサービス「Yahoo!モバゲー」のベータ版において、マイページなどユーザーIDに関連するページが、ほかの顧客が閲覧できる状態となったもの。単独で個人を特定できる情報はなかったが、性別や地域などの情報が含まれていた。

ID登録処理の設定ミスが原因で、以前にモバイル版モバゲータウンへ入会しており、問題の期間中にモバイル版モバゲータウンの「お知らせ」を経由して同サービスへアクセスしたユーザーに影響があった。24日の時点で10人に今回の不具合が生じていたことが判明しているが、閲覧された情報の不正利用については確認されていない。

同サービスは、ヤフーとDeNAが9月21日15時半よりサービス試験提供開始したばかり。22日15時前に顧客から不具合を指摘する連絡があり、翌23日21時40分にサービス停止して調査したところ、24日になって問題が発覚した。両者は再開に向けて復旧作業を進めており、モバゲータウン事務局では関連する顧客に対しても個別に連絡するなど対応を進めていく。

(Security NEXT - 2010/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学生の個人情報が閲覧可能に、フォームの設定ミスで - 近畿大
eモータースポーツ公式アカウントの乗っ取りで個人情報流出の可能性
応募QRコードから応募者の個人情報が閲覧可能に - アトレチコ鈴鹿
特別支援学校で生徒の個人情報含む動画を誤公開 - 埼玉県
送信した表計算ファイルの非表示部分に無関係の個人情報 - 朝日新聞
通知メール誤送信で応募者のメアド流出 - 東京・春・音楽祭
学年全体のテスト結果を生徒がアプリ上から閲覧可能に - 大阪市
企画の情報募集フォームで個人情報が閲覧可能に - ローカル情報誌
自転車ヘルメット購入補助事業でメールをCC送信 - 吹田市
ファイルを取り違え、町民の個人情報を誤って公開 - 綾町