Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

dllロード問題などWindows版の脆弱性2件を解消したQuickTime最新版

米Appleは、セキュリティ上の問題を解消したアップデート「QuickTime 7.6.8」の提供を開始した。今回のアップデートでは、Windows版における2件の脆弱性に対応した。いずれもMac OS X版に影響はないという。

今回のアップデートでは、同脆弱性が「QuickTime Picture Viewer」に含まれる不正なライブラリをロードする脆弱性「CVE-2010-1819」について解消。画像ファイルと同じディレクトリに存在する「dllファイル」を読み込まれ、コードを実行される問題に対処した。

また同ソフトウェアのActiveXコントロールに含まれる脆弱性「CVE-2010-1818」を改善。入力内容のチェックに問題があり、細工を施されたウェブサイトへアクセスし、脆弱性が攻撃を受けた場合、アプリケーションが停止したり、コードが実行されるおそれがある。

(Security NEXT - 2010/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ