8月はフィッシングによりブランドを悪用される企業数が高水準に
フィッシング対策協議会は、8月に同協議会へ報告されたフィッシング件数について取りまとめた。メール件数が前月から倍増したほか、ブランドが悪用される企業も高い水準で推移している。
同協議会によれば、国内外から寄せられたフィッシングメールの報告数は58件。7月は23件となり2010年で2番目に少ない件数へと落ち着いたが、8月に入り再び50件台へ戻している。
利用されたユニークなURL数についても13件増となる46件。さらに増加が顕著だったのがブランド名の悪用。5月、6月に極端な増加を見せて20件前後まで上昇したが、7月は6件まで減少していた。しかし8月に入り再び13件増加し、19件と高い水準で推移している。
同協議会では、「VISA」や「マスターカード」などを偽装した攻撃が目立つほか、携帯電話ユーザーを狙った攻撃が発生していると指摘。またメール自体に入力フォームが用意されていたケースもあったとして、インターネット利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/09/02 )
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