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ボットネット「Rustock」が勢力拡大、1台あたりの送信数が倍増

ボットネットのうち「Rustock」の活動が特に目立っており、ボットネット送信スパムの41%を占める。しかし「Rustock」の支配下にあるボット感染PC台数は、4月の250万台から130万台に減少している。

この原因として、スパム送信時のTLS暗号化をやめたことによる接続速度の上昇を挙げている。これにより、1台あたりの送信数が毎分96通から192通へと増加。1日あたりのスパム数が6ポイント増加する結果となった。

国内の状況を見ると、スパムの割合は90.3%で前月から上昇した。ウイルスメールの割合は493.8通に1通で、前月から大幅な増加を見せた。

(Security NEXT - 2010/08/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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