1日あたり約5万5000件のマルウェア、未修整の改ざんサイトが5万1900件 - マカフィー四半期レポート
一方スパムに関しては、前四半期から2.5ポイントと緩やかな増加に留まった。全流通メールに占めるスパムの割合は88%で、前回調査からわずかに減少している。
内容別に見ると、健康関連のスパムが全体の63%を占め、次いで商品提供に関するものが10%と続く。フィッシングメールは2%と占める割合は小さいものの、この1年で81ポイント上昇した。
今四半期には、サッカーワールドカップに便乗した攻撃が多数確認された。ワールドカップ運営者のアフィリエイトを装ったフィッシング詐欺や、検索エンジンの結果から不正サイトに誘導しマルウェアに感染させる手法や、PDFの脆弱性を利用したゼロデイ攻撃なども確認されている。
6月には、大規模なSQLインジェクション攻撃が観測されている。マルウェアへ感染させる不正サイトに誘導する「iframe」が数万のサイトに埋め込まれたもので、攻撃から1カ月経過した段階でも感染したままのサイトが5万1900件にのぼっているという。
(Security NEXT - 2010/08/11 )
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