データ流出困る情報、若年層では「仕事」より「プライベート」
「クラウド」の認知度と利用率に大きなギャップが生まれていることがトレンドマイクロの調査により判明した。
同社がインターネットの利用状況と意識に関する調査を実施したもの。国内の15歳以上のインターネット利用者を対象に、7月30日から8月1日にかけてウェブアンケート方式で実施された。有効回答数は692人。
調査によれば、「クラウド」「クラウドコンピューティング」について、全体の54.1%が「知らない」と回答。一方、具体的なクラウドサービスについてはGoogleマップなどの地図サービスで85.6%、ウェブメールで80.3%、動画サービスで74.4%が利用していた。世代別に見ると、もっとも認知率が高かった20代でも半数弱が「知らない」と回答している。
同調査で情報流出がもっとも困る情報について尋ねたところ、20代以上の各世代では、割合にばらつきがあるものの、「銀行口座やカード番号」の直接金銭被害に結び付く回答がもっとも多かった。利用頻度が高い30代以降はいずれも6割から7割強と大半を占めており、20代についても半数弱が選択している。次いで「氏名、住所、電話番号」などが続く。
(Security NEXT - 2010/08/10 )
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