「Conficker」やオートラン機能を悪用するマルウェアが依然上位 - ESETレポート
キヤノンITソリューションズは、ESETが4月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で観測したウイルス検知の状況について発表した。
同社がまとめたマルウェアランキングによると、1位は3月と変わらず「Win32/Conficker」だったが、全体に占める割合は9.47%で、前回より後退している。2位も前回と同じく、リムーバブルメディア経由で感染を広げる「INF/Autorun」だった。
3位には、感染したPCから個人情報を盗み出すマルウェアの総称である「Win32/Agent」がランクインした。複数の感染経路を持つため、ウイルス対策ソフトの導入はもちろん、オートラン機能の無効やパッチの適用、不審なリンクをクリックしないなどの対策が重要だとしている。
今回、トップ10下位には変動が見られた。6位には、前回の19位から浮上した「Win32/Packed.FlyStudio.O.Gen」がランクイン。難読化されたFlyStudio実行可能ファイルが検出されたもので、本来すべてに悪意あるコードが含まれているわけではないが、近年は悪意あるコードが含まれる可能性が高くなっていることから、マルウェアとして検出しているという。
(Security NEXT - 2010/06/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
買収予定関係者に個人情報含む用地実測図を誤送信 - 新潟県
業務用PCを紛失、賃借人の個人情報含む可能性 - コロンビア・ワークス
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
政府、豪主導の「防御可能なアーキテクチャ」国際ガイダンスに署名
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性

