Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

上位7種がトロイの木馬、脆弱性を狙った攻撃も目立つ - G Dataまとめ

G Data Softwareは、同社製品が5月に検出したマルウェアの状況について取りまとめ、ランキングを発表した。PDFやJREの脆弱性を狙ったマルウェアがトップ10に入るなど、脆弱性への攻撃が依然として広がっているという。

同社研究機関によれば、5月のマルウェア総報告数は93万6420件で、4月から11.3ポイント増加した。ランキング1位は前月と変わらず、PDFの脆弱性を攻撃する「JS:Pdfka-OE」だったが、全体に占める割合は前月の11.4%から3.63%に後退した。

また2位には、音楽ファイルや動画ファイルと偽って感染を試みる「WMA:Wimad」が、3位にはリムーバブルメディア経由で感染する「Worm.Autorun.VHG」が入った。

また8位にはJREの脆弱性を攻撃する「Java:Djewers-N」が新規ランクインしており、脆弱性を狙ったウイルスの活動が目立っている。

(Security NEXT - 2010/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市
鹿児島県共生・協働センターのFacebookアカで不正投稿 - 不正な広告も
ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性